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昨年はコロナ禍で株価が大きく下がりましたので、同じように住宅価格も大きく下がることが期待されたわけですが、実際には価格が下がることはありませんでした。
もちろん地域によっては多少下がったところもありましたが、人気のエリア・物件については引き続き強気の値付けが続いています。ステイホームによって家への関心が高まったことに加えて、消費が瞬間蒸発したことにより家計の貯蓄が増えたこともあるのでしょうね。
では実際のところ住宅価格がどのように推移しているかと言うと、国土交通省が8月に発表した不動産価格指数はこのようになっています。
確かに上昇しているわけですが、中でもマンション価格の上昇率は圧巻ですね・・・しかも足元ではさらに加速しているようにも見えます。
ますます「バブル感」が出てきていますが大丈夫なのでしょうか・・・。
他方で「住宅地」や「戸建て住宅」については落ち着いて推移しており、そのギャップもすごいですね。
地域別に見るとこうなっています。
「前月比」で見る必要はあまりないかもしれませんが、例えば関東地方を抜き出すとこのようになっています。
・住宅地:−3.8%
・戸建住宅:+0.3%
・マンション:+1.6%
住宅地<戸建て<マンションということで、この関係性は全国で見ても同じですね。
この数字だけを見るとやはり「マンションより戸建て」という気がしますが、マンション価格は一体いつまで上がり続けるのでしょうねぇ。
記者にはもはや想像もつきません。
日銀がどうがんばっても起こせないインフレが、マンション価格にだけはしっかり起きているのは興味深いです。
他人事ではありませんが。
参考になさってください。
<日本住宅ローンプランニング編集部>